雨が多く、気圧も乱高下して憂鬱な日が続きますね。こんな時は頭痛などの体調不良に悩まされることが多いかと思います。
一口に頭痛といっても、その原因は多岐にわたります。
一般に知られているのは「片頭痛」、「緊張性頭痛」、「群発頭痛」の3種類ですね。
とくに片頭痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は頭痛について書いていきたいと思います。
頭痛とは
そもそも頭痛には1次性頭痛と2次性頭痛の2種類があります。二次性頭痛の多くは頭の中の原因であることが多く、この場合はすぐに病院に行かないといけません。
いつまで経っても良くならない頭痛や今までに経験したことのない頭痛、嘔吐やふらつきなどの症状がある場合はすぐに病院へかかることをおすすめします。
では一次性頭痛とは何かというと、機能性頭痛と呼ばれ、みなさんご存じの「片頭痛」や「緊張性頭痛」などが該当します。
では、どのようなものがそれぞれに該当するのか見ていきましょう。
まず、次の場合は片頭痛を疑います。
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1.痛みの持続時間が4~72時間(治療していないか、治療しても効果が無い場合)
2.左右どちらかに出ているか、どくんどくんとした痛み方をしている、歩行や階段の上り下りなどの日常動作で悪化する、割と痛い~めっちゃ痛いの中の2つ以上が当てはまる
3.頭痛が出ている最中に、気持ち悪くなったり吐いたり、光や音に敏感になってしまう
4.他に何かの病気にかかっていない
他にも項目はありますが、主に参考にするのはこれくらいで十分でしょう。但し、あまりに症状が酷い場合は病院を受診してください。片頭痛は主に女性に多く、チョコレートや飲酒、運動、空腹、月経などで起こることが多いようです。
緊張型頭痛は以下を参考にしてください。
1.頭痛が30分~7日間持続する
2.左右両方に出ている、締め付けられるような痛み方をしている、「あ~、痛いなぁ」程度~割と痛いくらい、日常の動作で悪化しないのうち2つ以上当てはまる
3.気持ち悪かったり吐いたりしない(食欲が出ないことはある)、光や音に対して敏感になるのはあっても片方だけ
4.他の何かの病気にかかっていない
こちらも他にも項目はありますが、ひとまずこれだけは意識してください。
群発頭痛は一定の時刻、一定の時期でキリで目玉をえぐられるような痛み方をします。主に男性に多いようです。他の2つに比べて頻度は少ないですが、なる方もそこそこみえます。
他の症状として、目の周りのむくみや充血、鼻づまりなどが出てきます。
以下頭痛の発症様式に関する記述
突然発症し、激しい頭痛を訴え、意識障害を伴うものは、くも膜下出血・脳出血・脳腫瘍・髄膜炎を疑い、徐々に進行するものも前記疾患及び、眼・耳鼻・歯科疾患等の二次性頭痛を考える。また、長期にわたり反復しているものは、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などの一次性頭痛が多い。頭痛の持続が瞬間的であれば三叉神経痛や舌咽神経痛・大後頭神経痛であり、数時間続くものであれば片頭痛・群発頭痛、数日間続くものであれば緊張型頭痛・髄膜炎、数ヶ月続いているものであれば脳腫瘍・慢性緊張型頭痛、また毎日、ほぼ決まった時間に短時間反復して起こっているのは群発頭痛で、1ヶ月に2~3回程度は片頭痛、午後から夕方にかけて増強する傾向があるのは緊張型頭痛、早朝強くなるのは脳腫瘍・片頭痛が多い。
痛みの周期では、片頭痛は不定、群発頭痛は2,3週~2,3ヶ月に頻発し、三叉神経痛は数秒単位で出現する。一方発症年齢は、小児・思春期に多いのが片頭痛、思春期以降は緊張型頭痛、20~40歳以降には群発頭痛、中年以降には三叉神経痛、50歳以降は器質的病変を疑う必要がある。片頭痛は女性に多く、群発頭痛は男性に多いのが特徴である。
セルフケア法
片頭痛や群発頭痛はツボ押しよりも鍼灸治療の方がよく効いたりします。無いわけではないですが、あくまで気休め程度ですので過信はしないようにお願いします。
また、鍼灸治療を受けるに当たって片頭痛や群発頭痛は痛みが起きてる最中には不適応となります。予防的に受ける場合のみその効果が期待できます。
ツボとしては列欠、合谷、足三里、陰陵泉、太衝になります。
合谷、足三里、太衝は過去の記事で紹介しているのでそちらを参照してください。
列欠は親指側の手首から指1.5本分上のところになります。このツボは頭項(あたまや首)の問題に対して大体効いてくれます。
陰陵泉は膝下の内側にあります。内側の膝下を触ってみると出っ張っているところがあるかと思います。その下の際のところになります。
緊張型頭痛は筋肉の問題なので、首肩周りのマッサージやストレッチを行うことをおすすめします。
ツボとしては上記のツボ以外に、太陽、天柱、角孫などがおすすめです。
太陽はこめかみのあたりですね。
天柱は頭の後ろ(一番出っ張っているところ)から斜め下くらいのところにあります。押さえるとズーンとした痛みを感じるかと思います。
角孫は耳の真上にあります。ここを軽く押さえてください。
まとめ
頭痛は軽く見てると取り返しの付かなくなることもある恐ろしい症状です。上記の様な項目に該当しない場合や、痛みの程度が酷い方はすぐに病院へ受診してください。
病院で何も問題が無ければセルフケア法を試したり、鍼灸を受けてみたりするのをおすすめします。
見つからなければ儲けもの、くらいの思いでいる方が私は安全だと思います。
健康で楽しく日々を過ごせるように多少なりともお力になれたなら幸いです。
では、次回の記事をお楽しみに!
過去の記事はこちら↓
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