皆様はいかがお過ごしでしょうか。
6月も下旬に入り、これから湿気でいやな季節になりますね。(沖縄の方はもう梅雨明けしたみたいですが。)最近はとくに熱帯の島なのではないかと思うくらいに、ムシムシしてますし雨の降り方もスコールみたいに降ってないですかね...?
私個人としてはあまり雨は好ましくないなぁと感じます。身体が重だるく感じますし、一日のやる気がそがれたり、買い物に出かけるのもひどく億劫になります。
みなさんはこんな季節の変わり目は何か気分が落ち込んだり、やる気が出なかったり身体が重だるかったりしませんか?
特に日本の気候的にもそういう症状に悩みやすい場合が多いです。
なので今回はそのなんかやる気が出ない...や、なんか身体が重だるいみたいな症状に対するセルフケアについて発信していきたいと思います。
この時期は特に、梅雨前線などの影響により気圧も不安定になりがちです。そうすると、敏感な人は頭痛や身体のだるさなどの症状が反応として出やすくなります。近年では気象病などとも呼ばれているみたいですね。
そんなときには、季節の食べ物を摂取したり、ツボ刺激が有効です。(一番良いのは適度な運動習慣ですが...。)
東洋医学では「中庸」という考え方があります。これは良いものも悪いものもバランスが取れていてこそ健康であり、悪いものばかりは言わずもがな、良いものだけでも身体のバランスが崩れて健康を損なってしまうということを指します。
また、そんな東洋医学の中で五行学説というものがあります。五行学説というのはいろんなものを5つに大別してそれぞれに当てはめていく考え方で、鍼灸治療の基本でもあります。その中には、人間の内臓の区別もあれば感情、体臭、味覚、食物、果ては季節の分類まであります。五行学説の中でも梅雨に該当する食べ物は
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五行 | 春 | 夏 | 長夏 | 秋 | 冬 |
---|---|---|---|---|---|
五臓 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 |
五果 | 李 | 杏 | 棗 | 桃 | 栗 |
五菜 | 韮(にら) | 薤(らっきょう) | 葵 | 葱 | 藿(マメの葉) |
五畜 | 鶏 | 羊 | 牛 | 馬 | 豚 |
五穀 | 麦 | 黍(モチキビ) | 稷(タカキビ) | 稲 | 豆 |
五味 | 酸 | 苦 | 甘 | 辛 | 鹹(しおからい) |
になります。
この長夏というのがいわゆる季節の変わり目を指しており、それぞれに対応する食材を摂取するのがおすすめです。
私がおすすめするのはこの中には入っていませんが、梅なんかも良いです。とくに梅酢などをよくお風呂上がりに飲んだりしてます。
酸味と甘みがほどよくマッチして、体力回復にも良いですし何よりもサッパリします。
ツボでおすすめなのは、関元、中脘、足三里、三陰交、湧泉です。
関元は過去の記事で紹介しているのでそちらを参照してください。
中脘は、へそとみぞおちを結んだ直線上のちょうど真ん中あたりにあります。ここは温めるようにしてください。このツボは他にも胃の不快感や不調などにも効果的です。
足三里、湧泉も過去の記事で紹介しているのでそちらを参照してください。
まとめ
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしのことわざのように食べ過ぎや食べなさすぎはよくありません。「程ほど」にが大切です。
雨も多く気分もあまり上がりませんが、適度に動いて適度に食べて梅雨と夏を乗り切りましょう。
過去の記事↓
あなたの体質はどれ?体質からわかる健康・美容対策とは!?その③
☆参考☆
新版 東洋医学概論(医道の日本社)
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